11月、月末の土曜日の朝です。しばらく愚図ついた空模様が続いていましたが、今朝はスッキリと晩秋の深い青空が拡がりました。気温もこの時期にしてはしっかり冷え込んでいます。風が少し有り、冷たさも感じてピリッと気が引き締まります。10月から11月にかけて例年より気温が高く、秋らしいメリハリの効いた天気が無かったためか、紅葉が綺麗ではありません。木樹の葉は赤く染まる前に枯れ、既に落ちてしまっているものが多いようです。陽だまりに越冬前のヒメアカタテハが翅を暖めていました。この秋に成体になった個体のようで、傷のない綺麗な色形をしていました。無事な越冬を祈りたいものです。気温10℃を割り、ビオトープで見かける虫たちや、池の中の生き物の姿も観えなくなりました。まだヨシの葉などは緑色をしていますが、やがて枯れ、木樹の葉は落ちてしまい冬らしい殺伐とした風景になるのでしょう。セピア色の世界です。それもまた愉しいかな。 |