事業主体が学校ではなく、公民館活動の地域協働合校の事業として、小学校の子供たち、教職員、PTA、子供会、町内会の地域住民、地元企業などを巻き込んでの ボランティアでもって 手作りで完成させよう というものでした。
「手作り」を理由にお金をかけないことが条件で、今 考えるとかなり無謀な計画だったように思いますが、様々な方面からの協力も得ることも出来、なんとか完成に導くことができました。
「BIOTOPE」 BIO(生き物)TOPE(棲む場所)「生き物の棲家」
と言った意味。
環境問題の取り組みで世界の先進を行く ドイツ語で、ドイツの環境保全の活動で、その研究、観察の中から生まれた造語だそうです。
昨年、初夏。漠然とした計画案を頭に描きつつ、県内学校ビオトープの先を行く、老蘇小学校へバス2台を仕立て、小学生を含め総勢70名ほどが見学に出かけました。ビオトープの計画の立て方、ビオトープ作り、作った後の活用の仕方などを細かくレクチャーいただきました。その後、こんな、あんなビオトープを作り、こう使いたいなどの意見を聞くワークショップの開催。子供から大人までの様々な意見を徴集。アイデア豊富なビオトープの夢が揃いました。
これらの意見、アイデアを基に実際の敷地にあった計画書をつくります。地元の河川の水生及び水辺動物、植物の植生を調査、モニタリングや、名前のチェックなどは 学校でやってもらいます。ビオトープ完成後の活用の仕方なども含みながら、実際の現場入りが始まりました。計画書、計画図、工程表を作成、これを基本として試行錯誤を繰り返し、現場での変更、追加アイデアを盛り込みながら進めてきました。
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