「材料編」

 学校ビオトープを作る上で、この渋川小学校、学校ビオトープの場合
ビオトープづくりで あらかじめ計画段階で工事に必要な材料・資材がわかります。
“お金を使わず”が前提にある事業ですから
入手可能な材料で、どんなものに使用可能かのアイデアも必要。

提供を受けた資材と 使用用途について


木端板  
材木店譲受
 足場板 土留め板 観察机・椅子の天板

間伐材  
森林組合提供
 仮設材を含めた木杭の長短、200本
 観察デッキ(ステージ) 観察机・椅子の脚 看板の脚・縁

ゴムシート  
新築学校工事の残資材の譲り受け材料
 池底の漏水防止の防水シート。

  
地域住民提供庭石および、国土交通省協力の山石、山砂
 池の縁石 土留め石 セセラギの川床石
 山砂は、川床用に 最終化粧用に

田んぼの肥土  
地元土木事業所
 粘土質系のものは、防水シート上の覆土として池・川の底土、法面形成に使用
 他、植栽用の覆土

植栽  
市の緑化事業より譲り受け
 ポイント植栽に使用
お金を必要とした材料

建築用金物
 
釘、ボルト、補強金物
防腐剤塗料
 
間伐材、木端板に塗布
麻袋
 
予定外の資材になった。池の法面で急斜面部分の土留め用に使用した。
材料とは言えないが 残土処分費
 
掘削土が不良土だったため 費用の拠出となった。
安全施設
用のバリケード、とらロー
ボランティア保険

必要な工事工具の類はボランティアの持参品となった。

池工事ということで工事中の水替えに必要な
水中ポンプは小学校の提供品でした。

工事費の大方が材料費ではあるが、支出された金額は40万円程度。
ビオトープ1式工事として業者に外注に出すと
700〜800万位の工事金額になることを考えると よく出来たものです。

事業に対する地域への募金活動も 工事期間中に
3回実施。行政からの補助金を合わせると
50万円以上になり、
このことで もじどおり、地域の人たちとの一体感が生まれ、
またビオトープというものの周知が出来たと思います。

“みんなで取り組む“とは、どうしてつくりあげて行くことか。
みんなの力と知恵で、お金をかけることなく。
という条件が付随してくるものである。
「みんなで」ということに意義を持たしている。

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工事期間平成15年 6月 〜 平成16年 2月 

渋川小学校ビオトープづくり実行委員会

平成16年(2004年)3月7日(一応の完成)

ビオトープづくり 3

土入れ、底、法形成

石並べ、法面保護

ゴムシートの上粘土質の田の肥土を入れていき、護岸の石を並べる。

土入れ作業と石並べ  03.10.18 〜 .12.13

← 土を入れながら法面も成形、たたき固めていく

 

03.10.25

↓ 水替え作業

03.10.25

土入れ(田んぼの肥土) ↑

 

法面を固めていく →

03.11.16

←小川部分の護岸の石を並べ、田の土で埋め、固める。

石並べと田の土→

03.12.13

←雪の日の作業

石並べ作業、雪の日→

03.12.13

←おおよその石並べ作業の終了。川床になる部分は山砂で覆う。

秋口から冬の作業へと移行。雪の降る中での作業もあった。しかしみんなの心は、あったかだった。

【再生 復元型学校Biotope】

埋め戻し用の田の肥土や、石の提供を快くいただいた方々に感謝。

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最終更新日 : 2016/12/10