今ビオ141
No.701 〜 No.705

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 No.705  2019.08.10 (Sat)  9:00   快晴  水温  29.0 ℃  気温  30.0℃  

 8月も中半、二四節季でいう立秋≠ヘ8日でした。ガンガンの猛暑日が続く夏本番になっていますが、暦は秋へ秋へと誘います。七二候での7日は「涼風至」(りょうふういたる)秋の気配を感じる風が吹くようになる。12日は「寒蝉鳴」(ひぐらしなく)秋口のセミ、ヒグラシが鳴き始める。そんな時節を知らせてくれます。現実はまだまだ激暑のなか、35℃を雄に越え40℃に迫ろうとしている昨今の気温状況です。異常も異常!地球は狂っていますヨ。世界各国から熱波での災害ニュースが届いています。打つ手の施しようがなく異常気象にさらされています。二酸化炭素の排出過多、オゾン層破壊などこれまで人類が文化生活と引き換えに垂れ流しにしてきたツケが災いしているのは誰もが知っているのに、積極的に対策に乗り出す気配が感じられません。今を生きる子ども達の近い将来にも危機が切迫しています。地球を傷つけたまま次世代へ負債を先送りしようとしています。「地球は一つ」と言いながら、個々の利益にしか目を向けることしかできないでいます。ビオトープ活動を通じてこんなことがよく目に付いてきます。もっと今の自然環境、人との繋がりを学習していきたいと思います。

シブ柿ですが・・

 左の写真一枚目、降雨が無く炎天下続くビオトープ。水中ポンプの点検が不十分で揚水がままならず、池の底が露出していました。まだ乾いてはいませんが、干割れ寸前でした。ポンプの稼働を促しておきましたが、限界があるかもです。管理の眼が往くよう夏休みが早く終わって欲しいものです。二枚目はクヌギのドングリの様子。三枚目、クビキリギリスの幼虫。四枚目、アブラゼミ。先週までクマゼミ一色だったビオトープですが、今になってアブラゼミが幅を効かすようになっています。出現時期のズレ。

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No.704  2019.08.03 (Sat)  9:00    晴れ/曇り  水温 28.0 ℃    気温 29.0℃

 ビオトープ通信は二週間の休刊になりました。夏休みではありませんが、多忙につきレポートに入ることが出来ませんでした。半月も空けると季節はかなり進んでいます。草木の緑が一段と濃くなっています。湿度が高いこともあって遠く比良山系の山の端が見えなくなっています。青空ではない空色と一体化して山の姿はありません。蒸し暑い一日の始まりになっています。二四節季の「大暑」が過ぎ往き、そして七二候の一つ大雨時行=iたいうときどきふる)ときどき大雨が降る頃。この頃の雨は乾いた夏の大地を潤す大切な雨とされていました。最近は地球温暖化による不安定な気圧、空気が支配し豪雨が局地的に降ってきます。時に災害をもたらす雨です。昨夜から未明に降った雨もごく一部分だったみたいです。ビオトープの池の水は珍しく茶色く濁っていました。来週はもう「立秋」ですよ。小学校の夏休みは中盤、猛暑日が続く毎日になっていますが子ども達の日常はどうなっているのでしょうか。今もラジオ体操をやっているのかな。たが、カンカン照りの晴れの天気より、作業には適していたと思います。

ビオもクマゼミの大合唱!!

 今日の写真右一枚目は、クマゼミの抜け殻。台風で倒れたポプラの根元から出たものでしょうか、サクランボの木を含め周辺にはセミ殻がたくさん観られました。二枚目は失敗写真ではなく、よく見ると数匹のメダカが居ます。春の整備作業以降目にすることがなかったメダカが観られました。相変わらずザリガニが支配する池になっていますが、メダカが増えることを期待したいですネ。三枚目はアオメアブ(ムシヒキアブ科)、獲物を咥えています。捕らわれの身はハキリバチの仲間のようです。四枚目はキマダラカメムシの三齢幼虫(中齢幼虫)。入り口のアラカシの幹に幾匹も着いていました。以前、成虫や卵も観ましたネ。

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 No.703  2019.07.13 (Sat)  9:00   曇り  水温  22.0 ℃  気温  23.0℃  

 7月7日「小暑」七夕=B7月12日が七二候の一つ蓮始開=iはす、はじめてひらく)頃とされています。梅雨入りが稀に観る遅さだったようですが、明けるのも遅れるのでしょうか。降雨は今の処ありません。しかしきょうも梅雨空の下、暗く陰気な空気感があります。烏丸半島の入江部分のハスの群生地が消えて数年になります。今、懸命に復元を試みようと努力されている人たちが居ます。また見物客が押し寄せるほどの景観が戻ってきたら良いなと思います。この3月の整備作業で池底の泥土を除去して以来、メダカの姿を観なくなっていたのですが、6月末の作業の後やっとそのメダカを観かけました。魚影の復活! 戻って来てくれたと一人喜びを味わっています。それでもやはり、ザリガニだけは強くその数を増やしているようで、その他の生き物が絶えずこのザリガニを脅威として潜んでいるのかも知れません。ザリガニ退治、何とかならないでしょうか。いろんな方法を試して来ましたが精魂尽きている状況です。

6月末の整備作業から2週間たちました・・・

 左の写真一枚目、クヌギどんぐりの様子。数年前からドングリを付けるように育ちました。甲虫が集まるような樹にまでは育っていませんが、これからが楽しみです。二枚目はサンシュウの実の様子。三枚目はツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)の♀です。この種のチョウはよく訪問を受けます。四枚目は新ガマの穂に付いていたハエの仲間、交尾中です。真夏に向けて生き物の姿がよく観られるようになりました。依然として貧困な生態気のビオトープになっていますが、パッと見、目立ちませんが、よくよく観察すれば小さなながら生き物の姿をとらえることができますヨ。来週、再来週と「ビオトープ通信」はまたお休みさせていただきます。ご了承願います。

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No.702  2019.06.29 (Sat)  9:00    曇り/小雨  水温 23.0 ℃    気温 24.0℃

 夏至が過ぎ、やがて七二候の一つ半夏生#シ夏が生え始める頃。田植えを終える目安とされました。「半夏」とは「烏柄杓」(からすびしゃく)の異名だそうです。6月の最終週の土曜日は今年度最初の事業、第1回目の整備観察会を実施しました。主に夏草の刈り取り作業です。午前中だけの作業で、初めに15分ほどの観察会を兼ねたビオトープの現況を参加者の皆様に解説したうえで作業に入っていただきまさいた。地域ボランティアの方、PTAの方々、もちろん教職員さん達の参加で、子ども達を含め総勢46名になりました。時間が経つにつれ気温も上昇、湿度が高くムシムシ感一杯、空気が淀んでいる感じがします。少し動くだけでも汗がしたたり落ちてきます。40人もの人出があると狭いビオトープの草取りは一通りできます。参加者の皆様には刈り取って良いもの、残して欲しいものの区別がなく、指示、意向を示さない限りこっきりと除草されてしまいます。希少種、除去優先種の区別なく鎌が動いてしまいます。降水確率が高く予報されていましたが、やや小雨の落ちる時もありましたが、カンカン照りの晴れの天気より、作業には適していたと思います。

草取り作業前の観察会の模様

 今日の写真右一枚目は、作業実施前のビオトープの様子、二枚目が作業後の画像です。同じアングルで撮っていますヨ。スッキリしました。三枚目は半日のスケジュールについて、皆様の集合を得て説明しています。四枚目は作業中の様子、此処は隣接水路から水を揚げてビオトープの池へと繋ぐ流れ≠観る導水路にしている処です。セリが繁茂してダム化していた部分を綺麗に除去、水の流れを観える状態にしていただきました。池の中まで整備できませんでしたが、3月に泥揚げをしていることもあり、今回はそっと様子を観るにとどめておきました。

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 No.701  2019.06.22 (Sat)  9:00   曇り  水温  24.0 ℃  気温  25.0℃  

 「夏至」です。何か1年の半分が終わった感じ。気温は既に25℃になっています。湿度が高くムシムシ・・・。全天薄雲に覆われ暗いです。今朝はグランドの隅は人出がたくさん! 菜園のじゃがいも掘りが行われるということで準備に人が多く入っています。じゃがいもを収穫し、湯がき、その他野菜も含め試食会が行われます。食べる≠アとのイベントには大勢の子ども、保護者の方、お世話する人々が集まります。人が集まる=人気事業ということで永年続けられており、いくつかの事業が恒例化しています。少し趣向を変えてみたり、真新しい事業を取り入れるとかを考えないのかと思うのですが。人気事業だと変える勇気も必要なのでしょうね。お世話する人、準備においても楽は楽ってこともあります。継続は力なり≠ナしょうか。ビオトープの維持管理もマンネリ化、新しいやり方を必要としています。アイデアを提供して欲しいと思うとともに、事業にも参加していただくことを望みます。近年ビオトープへの関心も遠のく一方です。市内小学校でも先端を走った渋川学区ですが、先細り感は否定できません。ビオトープの「質」も変化して来ています。

一年生がお世話するアサガオの花が咲き始めています

 左の写真一枚目、花の時期も終わり、色付き熟した果実も観なくなり、色気が無くなり緑一色になったビオトープの様子。二枚目、アキアカネの若い雄が居ました。ビオトープで羽化したのでしょうか。アキアカネはこれから夏にかけて避暑に出掛けます。そして秋には帰って来るといいます。長い旅、無事に戻ってきて欲しいものです。ヤゴはザリガニから生き延びたのでしょうか。三枚目はキンモンガ(アゲハモドキガ科)開帳30mm前後、けっこう目立つ色柄です。四枚目はセマダラコガネ(コガネムシ科)10〜15mmぐらい。芝生を駄目にしてしまう害虫です。

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最終更新日 : 2019/08/10