今ビオ
No.731 〜 No.735

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 No.735  2020.05.23 (Sat)  9:00    晴れ/曇り  水温:20.0 ℃   気温:21.0℃ 

季節の歳時記  5月21日頃。  七二候の一つ蚕起食桑=iかいこおき  てくわをはむ)蚕が桑の葉を盛んに食べだ す頃。20日が24節季の一つ小満≠キでに季節は進み夏の暦です。      

小学校は「分散登校」が始まり、正常授業が行えるように準備を進めています。4月、5月のブランク、遅れをどう取り戻すのでしょう。いっそ9月始業をという意見が出ていますが、私的には現場を混乱させるだけで終始しそうで止めて欲しいという想いがあります。コロナ騒動は終息方向に向かっているように見えますが、完全消滅が約束されている訳ではありません。特効薬は研究中で、その効能も知れません。「新しい生活の形」が求められるのだと思います。これまでの日々の生活を変えて往く必要を甘受しなくてはならないでしょう。あと数日、あと数ヶ月、あと数年・・・まだ先が読めた訳ではないです。地球規模で考える必要があるのですがネ。

 
2年生の学習 トマトを栽培しています。

 今日の写真左一枚目、ショウブ(サトイモ科)の花穂が観られます。低い位置、葉の間から葉状の花茎(かけい)を出して、長さ5センチくらいの円柱状の花穂(かすい)を出して淡黄緑色の小花が密に群がります。果実はできません。アヤメ科で云う処のショウブではありません。二枚目、柿の花です。ビオトープの柿はまだ渋柿のままです。三枚目はクワの実、枝にたくさん実をつけています。白色から橙色、そして真っ赤に染まりやがて濃い紫色から黒くなると完熟です。盛夏にかけて甘くなるでしょう。日本で桑はその特徴的な形の葉を長い間、養蚕(ようさん)に利用してき ました。四枚目はビワの実の様子。黄色味を帯びて来ました。今年は大小観られます。大きいのはスーパーに並べてもそん色ないぐらいになっています。やがて収穫可になります。

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No.734  2020.05.16 (Sat)  9:00    小雨  水温 15.0 ℃    気温  16.0℃.

■季節の歳時記  5月15日頃
 七二候の一つ竹笋生=iたけのこしょうず)たけのこが顔を出す頃。もうすでにスーパーでは新物が出回っています。たけのこごはん、美味しいネ。

 ■コロナ渦中、人の生活とは別に季節は春から初夏へと足早に進めています。滋賀県は緊急事態宣言が解除になりました。小学校も全休から分散登校が始まっています。学年ごと、クラスごと、人数を減らして、時間を数十分単位にして登校を始めました。三密を排除し、感染予防のための『新しい生活習慣・生活様式』の定着ぶりが、学校生活の正常化(規則や制約の緩和)を計る大切なめやすになると期待されています。終息宣言は何時になるのか不透明です。コロナ菌の消滅はないという専門家も居ます。これから先もこれまでの生活習慣では暮らせない事態が続くかも知れません。予防薬、ワクチンの開発が急がれます。春休み明けから2ヶ月、学習の遅れをどう取り戻すか。この春の子ども達は卒業式も入学式も不十分だったという思い出を、一つの傷として一生抱いて往くのでしょう。

 
エゴノキの花

 今日の写真右一枚目、池の水を干していたのですが、昨夜からの雨でたっぷり溜まってしまいました。ザリガニ駆除の目的もあり、池底を干し上げようとしていたのですが、この水溜りでちゃんとザリガニは復活、水底を走っていました。大きく育っているザリガニ、メダカの絶滅が心配です。2枚目、3月の整備作業で間引きが出来なかったこともありますが、キショウブとショウブの蝉ぎ合いが観られます。三名目、先週の画像でナミアゲハの卵を紹介しましたが、それが孵化し幼虫が居ました。1.5mmぐらいでしょうか、初齢幼虫です。四枚目はコアオハナムグリ。

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 No.733  2020.05.09 (Sat)  9:00    曇り/晴れ  水温:18.0 ℃   気温:19.0℃  

 GWが過ぎました。尚も学校はお休み状態が続いています。5月末までの休校が決まっています。街中は急に人の姿が増えたように感じます。しかもマスクを掛けない人が多く居ます。メディアでの一部規制緩和の文字を見て、何か勘違いをしているようにも思います。この地域では、まだ何の緩和のニュースは聞こえません。それだけ普通の生活を待ち焦がれていることの現れなんでしょうか。郊外ではこの連休の間にたくさん田植えが行われたようで水田に張られた水に溺れそうな稚苗が揺れていました。蛙の唄が聞こえて来ます。水面に映った青空を分けるように、風が走るのが見えます。暮しの歳時記七二候の一つ蚯蚓出=uみみずいずる」みみずが地上に出てくる頃。田畑土をほぐしてくれるみみずは、動き始めるのが少し遅めのようです。この時期、先生も子どもも、お金持ちもそうでない人も、みんな平等に時間が与えられています。有意義な時間の使い方を考えましょう。この時間の過ごし方でコロナ騒動以降の他人との差が大きく変わると思います。「Stay Home 」ストレスを抱くかどうかは自身です。

収穫時 サクランボ

 サクランボが熟してきています。学校が休み中ということもあってか子ども達にはまだ見つかっていません。先に鳥が来ていました。20粒ほどを美味しく甘くいただきました。この後、誰が収穫に来ることでしょうか。おそらく2、3日の内に無くなっているでしょう。今日の写真左一枚目はウメの枝にまとわり付いたアブラムシの仲間、オカボノアカアブラムシのようです。二枚目はやはりウメの枝に付いていたカイガラムシの仲間、タマカタカイガラムシでしょう。球状で固い殻に覆われています。三枚目はユズの葉に産み付けられたナミアゲハの卵。まだホヤホヤ、数分前にアガハが来ていました。四枚目はその個体ではありませんがキショウブを吸蜜していました。

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No.732  2020.05.02 (Sat)  9:00    快晴  水温 18.0 ℃    気温  19.0℃.

 5月に入りました。例年だとGWで行楽客が世間に繰り出してる頃なんでしょう。街中をはじめ有名どころの観光地は閑散としているそうです。滋賀県はそうでもない!「今は滋賀県に来ないで下さい」と知事もメディアにのせて発信していましたが、他府県ナンバーの車を頻繁に観ます。大阪、神戸、京都からすると近隣の田舎県の滋賀は人が居ないとでも思っているのでしょうか。季節は立夏≠迎えようとしています。七二候の一つ蛙始鳴=uかわずはじめてなく」。近郊の田園地帯では既に稲田の代掻きを終えて水が張られた景観が拡がっていました。一方では転作田の麦は穂を出し、花を付けようとしています。緑の海が風でなびき波立つように見えます。清々しい初夏を感じさせてくれます。しかし、快晴の筈の空は水色かかり霞ではない何か、黄砂が飛来しています。コロナ菌同様にコレも中国大陸から日本列島にやって来ています。自然現象だから仕方ないことなのでしょうか。あえて享受する必要があるのでしょうか。全て人の活動が生み出した結果であることを知っておきましょう。PM2.5もそうですヨ。イネ科花粉で苦しんでいます。春開花のイネ科の植物も多くは大陸から渡ってきたものです。

池のメダカ 今じゃビオトープの絶滅危惧種

 今日の写真右一枚目、クワの実の様子。夏には赤く染まりその後、濃い赤紫色へ変化し完熟します。二枚目はサンシュウの実の様子。ゆっくりと晩秋まで時間をかけて熟します。真っ赤なルビー色に輝いた実は美しいです。三枚目はビワの様子。ビワの実の完熟まではあと一か月ほど。毎年子どもが狙っています。サクランボも鳥が食べに来る以前に子どもが容器を持ってやや未熟なモノまでかっされって行きます。一部の子どもだけですが、知っている子と知らない子、要領の良し悪しの違いだけかな? 四枚目はヤナギハムシ、たくさん居ました。

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 No.731  2020.04.25 (Sat)  9:00    快晴   水温:8.0 ℃   気温:9.0℃  

 コロナ渦が蔓延、留まる気配がないまま4月の下旬を迎えています。ここ2ヶ月あまり、世界中で人の活動が制限されるなどで空気が澄み、大気がかつてないほどに綺麗になって来ているそうです。コロナウイルスが浮遊している可能性もありますが、人の生活圏の中だけで、大空には無縁なこと。自然環境には良いのかも知れません。清々しい青空を見上げると安心感を覚えます。暮らしの歳時記、七二候の一つ「霜止出苗」しもやみてなえいずる¢嘯ェ降らなくなり苗代で稲の苗が成長するころ、霜は作物のこの時期の作物の大敵です。9時の気温が9℃、珍しく10℃を切っています。今朝は霜注意報がでていました。お茶の新芽や春植えの野菜苗が霜に凍て、駄目になることがあります。でも日中は20℃以上に気温が上がり温暖になるようです。暖かくなり、空気が澄み、春の花は鮮やかに、新緑は目にも優しく、なのにコロナで自宅に居ようなんて、GWに入りますが人も世間も活動停止。大切な人の命を守るためにと、ストレスを抱えながらジッと我慢の期間が続きそうです。耐えること、頑張ろう! みんな。

快晴の空の下、新緑が眩しいです

 快晴の空の下、陽光に照らされた新緑がキラキラと輝いています。左一枚目はシダレヤナギ、しなやかに心地良さそうに細枝を揺らしています。二枚目はヤマモミジ、若いプロペラを付け若葉をめ一杯に広げて陽の光を集めているように見えました。三枚目はケヤキの若葉、山里へ行けば虫達が着いて居そうなのですが此処には何も居ないようで、柔らかそうな葉が生き物を招いているようです。四枚目はホウキポプラ、台風で倒れ、起こされたものの地上2mほどのところで主幹を切断、痛々しい姿ででしたが萌芽した小枝はどんどん伸びて見た目、立派に復活したように新緑を見せてくれるようになりました。

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最終更新日 : 2020/05/30